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大会テーマ
シン・建設青年人
~意識を変え、行動を~

背景
人口減少が進む中、地域の安全・安心を維持する鍵は、企業の存続と十分な担い手の確保である。近年、様々な取り組みが行われているが、業界全体としてはまだ満足のいく成果が得られていないのが実情だ。特に、人手不足の問題は顕著で、建設業就業者数はピーク時の約30%減、加えて高齢化も更に進行し、次世代への技術承継が大きな課題となっている。このままでは、道路のメンテナンスや災害後の復旧に手が行き届かず、重大な事故の発生や利用できないインフラが生じる可能性が高い。
今後、地域建設産業の使命を遂行し続けるには、私たちが意識を変え、シン・建設青年人として行動しなければならない。

大会趣旨

日本が経験した人口増加や高度経済成長の時代は終わった。今後の人口減少社会が地域建設産業にどんな影響を与えるのだろうか。気候変動による災害の頻発や大規模地震、老朽化したインフラの維持と新しい社会資本の整備など、依然として私たちには国土をつくり守るという大きな役割が求められている。
今後、安定した人材確保はますます難しくなる。加えて、建設企業の後継者不足による企業の衰退や廃業も現実として目の前に迫っている。働き方改革、DX化による生産性向上など、時代の変化を的確に捉え、社会の価値観の変化に合わせた業界に、今こそ変革しなければならない。
過去の役割や機能を振り返り、新たな行動を起こすことで、建設業界は国や地域でより必要とされ、期待される産業になることができる。革新的な進化を遂げ、社会を主体的に変える重要な役割を果たす産業へと進化するために、新しい方向性を模索する必要がある。
よりよい建設業にするために、全国建設青年会議のメンバーが意識を変え、各地域で行動し、積み上げなければならない。課題に真(シン)摯に向き合い、革新(シン)的な取組にチャレンジする。絶えず発信(シン)をし続ける。熱心(シン)に地域を振(シン)興する。そして建設業を進(シン)化させる。
建設業の未来を変えられるのは、シン・建設青年人だけである。